「雨」 北原 白秋雨が降ります 雨が降る
遊びに行きたし 傘はなし
紅緒のかっこ(木履)も緒が切れた。
雨が降ります 雨が降る
いやでもお家で遊びましょう
千代紙折りましょう たたみましょう。
雨が降ります 雨が降る
けんけんこきじ(小雉子)が今啼いた
小雉子も寒かろ 寂しかろ
雨が降ります 雨が降る
お人形寝かせどまだ止まぬ
お線香花火もみな焚いた。
雨が降ります 雨が降る
昼も降る降る 夜も降る
雨が降ります 雨が降る。
むかしの唱歌の本には、大方ひらかなで書いてあった。でも題名は、「蛍」一字。この字も、火を二つ並べてワ冠、虫、と書いた。








